2026-03-04
Posted on Wed 04 March 2026 in diary
Supercollider
なぜか、どこかのタイミングで、チャッピーがSupercolliderを勧めた。MAXMSPを使い始めたばかりだと言うのに。
そして言われるがまま触り驚いた。めちゃくちゃ簡単で、複雑なことができる。もはや、俺のやりたかったリアルタイムデータとはなんだったのだろうか、と方向性を見失いそうになる。
MAXも面白いソフトであり、とてもわかりやすい。しかし、残念ながら手作業なので、チャッピーは関わることができない。しかしSCはチャッピーのコードで一発。面白いものが作れる。
ということで、今後はSupercolliderを使って行こうと思う。Maxはまだあとだ。そして
- Macを鳴らす
- TI2 Polar を鳴らす
- Pythonのデータと連携
- モジュラーを鳴らす
こんな流れが良かろうと思う。
なんだか色々とわからなくなってしまったが、まずはSupercolliderを学んでみようじゃないか。
そしてPythonはマスト。
RoadMap
まず段階1。SuperColliderの基礎を固める。期間は1〜2週間程度で十分です。ここでは難しい理論は不要で、音の構造だけ理解します。学ぶ対象は四つだけです。シンセの作り方(SynthDef)、エンベロープ、トリガー、ランダム。この四つが理解できれば、虫、風、ドローンの基本アルゴリズムが書けます。ここでは外部機材を一切使わず、Macだけで音を作ります。
次が段階2。アルゴリズム音響の練習です。期間は2〜3週間くらいです。ここでは自然音を作る練習をします。例えば、虫の群れ、雨粒、風のノイズ、ゆっくり変わるドローンです。この段階で重要なのは「たくさんの小さなイベントを扱う感覚」です。SuperColliderの強みはここにあります。モジュラーでは難しい「群れ」の音を作る感覚を身につけます。
段階3。PythonとSuperColliderを接続します。ここはすでに一歩進んでいます。Pythonが数値を送り、SCが音を変えるという形です。例えばPythonがゆっくり変わる値を送ると、SCのピッチや密度が変わる。この段階で、あなたの「環境データ→音」という構造が出来上がります。音の生態系エンジンの核です。
段階4。ハードウェアと接続します。ここでVirus TI2を使います。SuperColliderがMIDIでVirusを鳴らします。SCはアルゴリズムでノートを生成し、Virusは音源として鳴ります。ポリフォニーや音色の豊かさをここで活用します。モジュラーでは難しい多声部の粒音などを担当させると良いでしょう。
段階5。モジュラーと空間です。最後にモジュラーを接続します。モジュラーは「大きな存在感の音」を担当させます。例えば低いドローン、風のノイズ、ゆっくりした変化などです。SCやVirusが細かい粒子を作り、モジュラーが空間の骨格を作ります。ここで三つのスピーカーを使った空間配置を作ります。
このロードマップの良いところは、途中で方向を変えても無駄にならないことです。SuperColliderの知識はMaxにもモジュラーにも応用できますし、Pythonの部分はそのまま環境データに使えます。
最後に一つだけ重要なポイントがあります。あなたのシステムは、完成形を目指すよりも小さな生き物を一つずつ作る方が成功します。最初の目標は「虫の群れを作る」だけで十分です。それができると、風やドローンは同じ考え方で作れます。